五線譜というものは誰しもが見たことがあると思いますが、それぞれの線や線の間にも名前がついています。
下から順番に第一、第二と数えていきます。
五本の線の中に記せないほど高い音や低い音は、線をつけたして記します。
こちらは、五線に近いほうから第一、第二と数えます。
五線の外側につけたしているこの線を、加線(かせん)といいます。
ピアノの生徒さんにも加線の音になると読むのに苦労する人が多いですね。
1,2本なら覚えようといいますが、あまりに多くなるとやはり読みにくいものです。
なので、楽譜でもそのような場合はオクターブ記号というものを使うことが多いです。
オクターブ記号とは、書かれている音符の1オクターブ上の音、または下の音を演奏します。
オクターブが上の時は「8va Alta」(オッターヴァ・アルタ)と書き、下の時は「8va Bassa」(オッターヴァ・バッサ)と書きますが、長いので「8va
」とだけ書かれることがほとんどです。
下の図のように略称で記されていることが多いので、その場合にオクターブ上か下かは、オクターブ記号を五線の上につけるか下につけるかで変わります。