[楽典]34:拍子の変化の表記

曲中で拍子が変化した場合、1拍の単位となる音符が変わる場合があります。

たとえば、8分の3拍子なら、8分音符を1拍として数えますが。

4分の3拍子に変わったら、1拍も4分音符に変わりますよね。

そのような場合には、テンポがわかりやすいように下記のように表記します。

拍子が変わった複縦線の上に、♪=♪ と書かれているのがわかりますでしょうか。

これで、4分の2拍子の8分音符と、8分の3拍子の8分音符を同じテンポで演奏するように、という意味になります。

もうひとつ例を載せます。

こちらの場合は、新たな拍子の付点4分音符が、従来の4分音符と同じ長さということになります。

つまり2小節目と3小節目は同じ長さの音になります。

このように、もとの拍子における1拍の長さと、新たな拍子の1拍の長さが同じ場合には、「L’stesso tempo(リステッソテンポ)」と記すこともあります。

 

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