装飾音のタイミング

こんにちは♪くみ先生です

今日は装飾音のタイミングについてお話しようと思います。

装飾音というのは、ピアノにおいてはとある音の前に付け加えて飾る役目の音のことです。

なんだかややこしいですね(^_^;)

よくあるのがこの前打音です。

短く軽い音を付け足して演奏します。

ここで問題になるのが付け足す音のタイミングです。

①拍と同時に弾くのか

②拍の直前に弾くのか

これはなんと1700年にはすでに論争の議題になっていたそうです。

300年以上、あーでもないこーでもないと話されているんですね😅

なので「これが唯一の正解!」というものは無く、現代では作曲家がどちらを好んでいたかによって弾きわけています。

バロック時代、古典派時代の作曲家はほとんどが①の拍と同時に演奏する奏法を好んでいました。

ただしハイドンは曲の中でも両方のパターンが出てくる事が。。

※でも、その場合は大抵わかるように楽譜に書いてあるので安心です。

リストやブラームスなどのロマン派や近現代になると②が圧倒的に多いイメージですが

ロマン派の代表格、ショパンは①の奏法だというのが音楽史の見解です。

 

さて、色々とお話ししましたが、現代では人によって色んな演奏がされているというのが現状です。

結局のところ私としてはロマン派以降は、楽譜に指示がない限りは自分の感性を信じて色々と試してみるのがオススメです。

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