[楽典]24:リズム

ひとつの音が、切れ目なくずーっと鳴り続いている状態は、聞く人に対して時間の刻みを感じさせません。

これは、リズムがない状態と言えます。

では、リズムがある状態ってどんな状態でしょう?

リズムがある状態とは、時間経過の刻みを感じさせる状態です。

下記のような場合には、時間の経過を感じることができます。

・一定の音が何回かに分かれて聞こえる場合

・高さや長さ、強弱、音質などの変化がある場合

音質の変化とは、たとえば歌詞が変わる場合ですね。

・音の聞こえない時間が挿入された場合

すべて、時間経過の刻みを感じられることがお分かりでしょうか?

この刻みのことを、リズムといいます。

もちろん、楽譜にできないような音、たとえば雨だれの音や人の足音、話し声などでもリズムを感じられます。

逆に日常の音だと、一定の勢いで蛇口から流れ出る水の音はリズムを感じることができません。

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