拍とは
音楽には、拍(はく)というものがあります。
世の中には本当に様々なリズムの音楽がありますが、何の秩序もなく並べられていくわけではありません。
必ず、一定時間ごとに刻まれる拍という単位にのって、リズムが作られるのです。
ただただ長い音でも、拍が無ければどれくらいの長さかわかりませんよね。
何拍分、という基準となる時間の長さがあって初めて、その音の長さが決まるのです。
1拍の長さ
では、1拍の長さはだいたいどのくらいなのでしょうか。
長すぎても感じにくくて良くないし、短すぎても刻みが速すぎて分かりにくいですよね。
なので音楽では通常、1拍の長さとして0.2秒~1.5秒の間のものが使用されます。
0.2秒だと、1分間に300数えるくらいの速さ。
1.5秒だと、1分間に40数えるくらいになります。
速度の音楽用語
この速さについては、楽譜の左上に数字や速度を表す音楽用語で記載されています。
主な用語を見てみましょう。
表の右側にある数字は、「1秒に数える拍の数」を表しています。
たとえば1番上なら、1分間に4分音符を40~50数えるくらいの速さで弾きましょう、ということです。
もしろん、1曲を通してすべてこの速さでなければいけないというわけではありません。
曲の途中でゆっくりになったり、だんだん速くなったり…というのを皆さんも聴いたことがあるでしょう。
「何もない時は」この速さ、という大まかな基準となります。
そもそも私も、「歩くような速さで」って、人によって違うよ!と子供の頃にはよく思っていました。
速度ってアバウトですよねぇ😅
でもそれがまた、様々な音楽の可能性を広げているのかもしれませんね♪