調号とは…
最初に書いておいて、その五線の間ずっと効き目をもつ変化記号です。
たとえばその曲がト長調であった場合、ファにはずっとシャープがつくことになります。
(ト長調などの調性についてはまた詳しくやりますね。)
でもいちいち曲中に出てくる全てのファにシャープを書くのは大変なので、まとめて楽譜の冒頭に書いちゃうわけです。
1)調号の種類
調号に使う変化記号には2種類あります。
シャープ(♯)とフラット(♭)です。
臨時記号の時と同じように、シャープは半音高くなり、フラットは半音低くなります。
2)調号の場所
調号は五線譜の最初、音部記号の隣に書きます。
3)調号の効力
- その五線が続く間ずっと続きますが、違う段の音には効き目はありません。
あくまでも、冒頭に書いてある段だけです。
- 同じ名前の音すべてに効き目があります。
調号の場所でファにシャープが記されていれば、高い音でも低い音でも、ファならシャープになります。
- 音部記号が変わっても同じ名前の音ならOKです。
例えば曲の途中でト音記号からヘ音記号に変わっても、調号の効き目は変わりません。
調号にはルールに基づいて、たくさんの種類があります。
次回はその覚え方をご紹介しますね。