[楽典]13:変化記号(調号)

 

調号とは…

最初に書いておいて、その五線の間ずっと効き目をもつ変化記号です。

たとえばその曲がト長調であった場合、ファにはずっとシャープがつくことになります。

(ト長調などの調性についてはまた詳しくやりますね。)

でもいちいち曲中に出てくる全てのファにシャープを書くのは大変なので、まとめて楽譜の冒頭に書いちゃうわけです。

1)調号の種類

調号に使う変化記号には2種類あります。

シャープ(♯)フラット(♭)です。

臨時記号の時と同じように、シャープは半音高くなり、フラットは半音低くなります。

2)調号の場所

調号は五線譜の最初、音部記号の隣に書きます。

3)調号の効力

  • その五線が続く間ずっと続きますが、違う段の音には効き目はありません。

あくまでも、冒頭に書いてある段だけです。

  • 同じ名前の音すべてに効き目があります。

調号の場所でファにシャープが記されていれば、高い音でも低い音でも、ファならシャープになります。

  • 音部記号が変わっても同じ名前の音ならOKです。

例えば曲の途中でト音記号からヘ音記号に変わっても、調号の効き目は変わりません。

調号にはルールに基づいて、たくさんの種類があります。

次回はその覚え方をご紹介しますね。

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