[楽典]36:シンコペーション(2)

前回の楽典記事でふれた、シンコペーションの種類。

今日は3つ目からになります。

③ 弱拍が結ばれて強拍よりも長くなる場合

②と少し似ていますが、こちらは伸ばす音の中に強拍が無いところが違いますね。

例を見てみましょう。

このように、本来は弱拍である2,3拍目がつながって強拍よりも長くなっている場合、それが強拍のように意識されることがあります。

④ 強拍が休符によって無音の場合

強拍が休符になっている場合、次の音が弱拍であっても強拍のように意識されます。

例を見てみましょう。

この場合、すべて1拍目が休符のため、2拍目に強拍が移行しています。

また、下のように休符の直後の音が短いと、さらにそのあとの長い音が強拍に意識されることになります。

…いかがでしょうか。

少しややこしいシンコペーションの世界ですが、主に使われるのはこの④つぐらいだと思います。

なんとなく演奏するのと、しっかり理解して意識をもって演奏するのでは、シンコペーションの効果は大違いです。

楽典に触れることで、皆さんの音楽生活がさらに豊かになりますように♪

 

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