前回の楽典記事でふれた、シンコペーションの種類。
今日は3つ目からになります。
③ 弱拍が結ばれて強拍よりも長くなる場合
②と少し似ていますが、こちらは伸ばす音の中に強拍が無いところが違いますね。
例を見てみましょう。
このように、本来は弱拍である2,3拍目がつながって強拍よりも長くなっている場合、それが強拍のように意識されることがあります。
④ 強拍が休符によって無音の場合
強拍が休符になっている場合、次の音が弱拍であっても強拍のように意識されます。
例を見てみましょう。
この場合、すべて1拍目が休符のため、2拍目に強拍が移行しています。
また、下のように休符の直後の音が短いと、さらにそのあとの長い音が強拍に意識されることになります。
…いかがでしょうか。
少しややこしいシンコペーションの世界ですが、主に使われるのはこの④つぐらいだと思います。
なんとなく演奏するのと、しっかり理解して意識をもって演奏するのでは、シンコペーションの効果は大違いです。
楽典に触れることで、皆さんの音楽生活がさらに豊かになりますように♪