[楽典]12:変化記号(臨時記号)

音の高さを上げたり下げたり、元の高さに戻す記号のことを、変化記号といいます。

変化記号の中にも「臨時記号」と「調号」の2種類があるので、今日は臨時記号のことをお話ししていきますね。

1)種類

臨時記号には5つの記号があります。

半音というのは…ピアノの鍵盤でいうと白黒の鍵盤を横に並べたときの、隣の鍵盤の音です。

うーん、言葉でいうとややこしいですね。

図で見てみましょう。

黒い鍵盤には間のあいている場所があるので、

白い鍵盤の隣は、白だったり黒だったりするわけですが。

隣であれば白同士でも半音です。

半音が理解できたところでもう一度、臨時記号の表を見てみましょう。

シャープでは半音上げる、つまり半音高くなります。

フラットはその反対で、半音下げる、つまり半音低くなります。

ダブルシャープは、シャープ2つ分なので、半音2つ分上がります。

ダブルフラットは同じように、フラット2つ分なので、半音2つ分下がります。

そしてナチュラルはこのシャープやフラット、ダブルシャープやダブルフラットの効果を一気に消します。

これらの記号はすべて、音符のすぐ左につけます。

右じゃなくて、左です。よく間違える子がいるので要注意ですよー!

2)効果の範囲

臨時記号の効果が続く範囲は、その小節の終わりまでになります。

小節が変わると、臨時記号の効果はなくなります。

また、同じ名前の音でも、高さが変われば効果はありません。

低いドに臨時記号のシャープがついていても、高いドには効果はないのです。

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