こんにちは😊
小手指の「かのんピアノ教室」の講師でピアニストの大竹久美です。
先日、西所沢にある古書店「サタデーブックス」さんで開かれた、とっても刺激的な会に参加してきました!

実はこの会、早稲田大学で研究をしている知人が定期的に主催しているゼミなんです。
心理学や児童環境、スポーツ哲学などの研究家さんたちが集う、とても面白い会です。
今回は「建築家」の方が講義をしてくださるということで、インテリアや建築の設計図を見るのが大好きな私もワクワクしながら混ぜてもらいました😊
(※私の建築と音楽について書いた過去記事はこちら♪)
普段の生活ではなかなか触れない専門的なお話がたくさん飛び出して、頭の中に新しい風が吹き抜けるようなとても楽しい時間でした!
普段は触れない、建築のプロの裏話
今回のゼミは、建築家さんの講義を聴きながら疑問に思ったことをその場で色々質問できるという、なんとも贅沢な環境でした。
特に興味深かったのが、建築の「コンペ(ピアノでいうコンクールのような設計を競争する場)」の裏話や、「不便益(ふべんえき)と建築の関係」というテーマです。
「不便益」とは、便利にすることだけが正解ではなく、あえて少し不便にすることで、人間の工夫や新しい楽しみ、能力が引き出されるという考え方のこと。
自分で作用して効果が得られることで、満足感を感じられるというものです。
バリアフリーで何でも自動化された空間も快適ですが、あえて少し手間がかかる設計にすることで、そこに住む人の愛着や身体の感覚が豊かになる……というお話は、深く納得させられるものがありました。
例えばレッスンでも、先生の「こうしなさい」をただやるのではなく、自分で「こうしてみよう」と思って行動するのでは同じ結果を得るとしても満足感が全然違ってくるのと似ていますよね😌
実はピアノ演奏って、不便益の最たるものでは!?と思っちゃいました🤭
ピアノレッスンに直結!「神経の可塑性」のお話
そして、今回のゼミの中で私が一番「なるほど!!」と大興奮したのが、「神経の可塑性(かそせい)」というキーワードです。
可塑性とは、脳の神経回路が「経験や学習によって、新しく変化し、書き換えられていく性質」のこと。
これが、まさに普段のピアノのレッスンや練習のプロセスそのものなんです!
・最初はバラバラだった指の動きが、練習を重ねることで脳の回路が繋がり、スムーズに動くようになる
・楽譜を読む、音を聴く、指を動かす、という複雑な作業を同時に行うことで、脳全体が新しく書き換えられていく
難しい壁にあたって、できる気がしなくても毎日少しずつでも挑戦していたら、ある日ふとできるようになることってたくさんあるんですよね。
たま〜に何時間も練習をするよりも、毎日少しずつ練習するほうが上手になっていくのは神経で説明できるものだったんだなと。
まあ、毎日たくさん練習できれば一番なんでしょうけど😆
建築や神経の世界からアプローチする脳や身体のお話は、普段私が生徒たちに指導していることと本質でピタッと繋がり、なんだか頭がすごくスッキリするような感覚がありました✨
やっぱりインプットって大事
以前のブログでも書いたのですが、私は曲の構造(設計図)を立体的に組み立てていく作業が大好きです。
今回、サタデーブックスさんという居心地の良い空間で、様々な分野のプロや研究者の方たちと垣根を越えておしゃべりができたことは、私にとって素晴らしいインプットになりました。
「ただ指を動かす練習」ではなく、生徒たちの脳の可能性を信じて、どうアプローチすれば楽しく神経回路を繋いでいけるか。
今回いただいた新しい風を、これからの日々のレッスンにたっぷり活かしていきたいと思います😊
素晴らしいゼミを企画してくれた知人、そして貴重なお話を聴かせてくださった建築家さん、本当にありがとうございました!

