こんにちは!講師のくみ先生です😊
ピアノの楽譜に時々でてくる言葉「dolce」
イタリア語で「ドルチェ」と読みます。
音楽だけに使われる言葉ではなく、今もイタリアの日常生活でよく使われている言葉です。
意味は「甘美な」「優しい」「柔らかい」…音楽用語には「甘く」と書かれていることも多いですね。
イタリアンのメニューではデザートのことをドルチェと言いますし、
(金銭的に余裕のある)自由で気ままな生活のことを表す時にも使ったりするそうです。
余談ですが、私の好きなイタリアンのお店でピザの名前にドルチェがついているのに、全く甘くなくてビックリしたことがありました。
お店の方に聞いたら「裕福な方の食べるピザをイメージしたものです」とおっしゃっていました。
「甘い」が「裕福」に使われるなんて、イタリア語は面白いですね❗️
ドルチェな表現って?
さて、そんなドルチェをピアノで表現するときには、どんな表現の仕方をすればいいでしょうか。
「柔らかい」という意味でも、音はあまりガンガン大きくしないほうがいいですね。
音量の抑揚もズバッと変えるより、なめらかに移行しましょう。
「やわらかく」「甘く」という言葉でピンと来ない生徒さんには、よくそのメロディーを「次の音に交代した後も、少し長めに前の音を残して弾いてごらん」と話します。
すると一気にフレーズが甘く柔らかくなるので、そこからイメージを膨らませていきます♪
逆にスパッと交代すると、ハキハキした雰囲気になるので、弾き比べてみると楽しいですよ😊