拍子には、大まかに2種類あります。
2拍子や3拍子のように1拍目だけに強拍を感じる単純拍子。
そして、6拍子や9拍子のように、2~3拍をひとまとめにして大きな2~3拍子のように感じる複合拍子です。
2拍子系
2拍子
これは分かりやすいですね。
1.2.1.2…と、強拍と弱拍が交互に現れます。
6拍子
1拍が3つの小さな拍からなる2拍子です。
1.2.3.4.5.6…と、大きな2拍子を感じながら演奏します。
3拍子系
3拍子
3拍ごとに強拍が現れます。
1.2.3.1.2.3…と続いていきます。
9拍子
1拍が、3つの小さな拍からなる3拍子です。
1.2.3.4.5.6.7.8.9…と大きな3拍子となります。
4拍子系
4拍子
4拍ごとに強拍が現れます。
1.2.3.4.1.2.3.4…
ただし、テンポがゆっくりな曲は、3拍目がやや強い拍として扱われます。
1.2.3.4…といった感じ方です。
12拍子
こちらも他の複合拍子と同じく、3つの小さな単位を集めて4拍子として感じます。
1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12
複合拍子の6拍子、9拍子、12拍子はどれも、1拍を付点音符で示します。
そして生徒さんがよく強拍の感じ方を間違えがちなのが、4分の3拍子と8分の6拍子です。
この2つの楽譜は、音は全く同じです。
でも強拍の感じ方が違いますよね。
〇が大きな方が強拍になります。
8分の6拍子では2拍子を感じて演奏し、4分の3拍子では3拍子を感じて演奏します。
単純なようで、とても大切なことなのでしっかり覚えておきましょう♪