拍子記号とは
拍子記号とは、「その曲が何拍子か」ということと、「どの音符を1拍にするか」という2つのことを楽譜の初めの部分に示す記号のことです。
音部記号および調号の右隣に、下図にあるように、分数のように記します。
小さな生徒さんにもレッスンの中で楽典を教えていますが、上の数字から読みたくなる子が多いです。
下の数字から読むので気を付けてくださいね^^
拍子記号の読み解きかた
まずは例を見てみましょう。
この拍子記号は、「4ぶんの2びょうし」と読みます。
分子の2は、2拍子のこと。
分母の4は、4分音符を1拍として記譜したということです。
つまり、「4分音符を1拍として、1小節に2拍入る4拍子の曲です」ということを表しているんです。
分母の数字が2になれば、1拍は2分音符になりますし。
8になれば、1拍は8分音符になります。
様々なリズムを書きやすく、また読みやすくするために、ほとんどの曲の拍子記号は分母が2,4,8の数字で記されることが多いので、まずはこの3種類を覚えましょう。
拍子記号の略表記
4分の4拍子と2分の2拍子に関しては、数字を使わずに表記することができます。
拍子記号の数字を書く場所に、このようにCなどと書いてあったらそれぞれ4分の4拍子、2分の2拍子という意味です。
これ以外に略して記すことはないので、この2つだけ覚えておいてください。