[楽典]27:拍子記号

拍子記号とは

拍子記号とは、「その曲が何拍子か」ということと、「どの音符を1拍にするか」という2つのことを楽譜の初めの部分に示す記号のことです。

音部記号および調号の右隣に、下図にあるように、分数のように記します。

小さな生徒さんにもレッスンの中で楽典を教えていますが、上の数字から読みたくなる子が多いです。

下の数字から読むので気を付けてくださいね^^

拍子記号の読み解きかた

まずは例を見てみましょう。

この拍子記号は、「4ぶんの2びょうし」と読みます。

分子の2は、2拍子のこと。

分母の4は、4分音符を1拍として記譜したということです。

つまり、「4分音符を1拍として、1小節に2拍入る4拍子の曲です」ということを表しているんです。

分母の数字が2になれば、1拍は2分音符になりますし。

8になれば、1拍は8分音符になります。

様々なリズムを書きやすく、また読みやすくするために、ほとんどの曲の拍子記号は分母が2,4,8の数字で記されることが多いので、まずはこの3種類を覚えましょう。

拍子記号の略表記

4分の4拍子2分の2拍子に関しては、数字を使わずに表記することができます。

拍子記号の数字を書く場所に、このようにCなどと書いてあったらそれぞれ4分の4拍子、2分の2拍子という意味です。

これ以外に略して記すことはないので、この2つだけ覚えておいてください。

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