導入期のレッスン

ピアノを初めて習う子は、2年から4年ほど導入期のレッスンを受けることになります。

昔で言うと、バイエルを修了するまでの時期ですね。

この頃は、ピアノの世界に慣れることがとても大切。

ピアノってたくさんの事を同時にしているんです。

楽譜を読む（音の長さ、高さなど）

その音が鍵盤のどこにあるか見つける

右手と左手どちらで弾くか決める

指定された指で押さえる

ここまでが１つの音を出すまでの行程です。

なかなか大変そうに見えますが、実際小さな子にとってはとても大変だと思います。

私からしたら、もう3歳の子が楽譜通りに鍵盤をおさえただけで、拍手喝采してもいいと思っています👏

この一連の動作を習得していくために、様々な方向からアプローチをしていきます。

楽譜の読み方

色塗りワーク、指差し歌唱、おんぷクイズ、リズムゲーム、などなど

指の動かし方

オリジナル基礎練習、おでこちゃん練習、模倣演奏、手遊び、などなど

これらはほんの一例です。

あとは生徒さんの性格や反応、その日の流れによって臨機応変に変化していきます。

手を替え品を替え、いかに楽しく、効果的に伝えてやる気を引き出すか。

これが講師の腕の見せどころです！

何ヶ月でも、何年でも繰り返していきます。

さっき書いた大変な行程もこうして時間をかけて訓練していくことで、一瞬でできるようになっていくのです😊