ショパンの音楽とポーランドのピアニズム(後)


先日書いた、カワイ主催で行われた「ショパンの音楽とポーランドのピアニズム」というレクチャーコンサートの記事の続きです。


前半はこちら




この企画ではコンサート演奏の後にピアニストさんがそれぞれ解説をされたんですが、それがまた素晴らしく勉強になりました。


特にポーランドのピアニスト、イグナツ・リシェツキさんのポロネーズやマズルカの解説がとても良かったです!



「ポーランドの」という意味の貴族が踊るポロネーズ、そしてポーランドの庶民的な舞曲マズルカ。


それぞれの様式の細かな特徴や民族的な意味合いや。


どのようなシーンで、どのような人がどのような服装で踊った曲なのか。


そういった背景を理解するだけで、音楽は大きく変わっていきますよね。



例えばマズルカだけでも3つの種類があるそうです。


マズル、オベレク、クヤヴィアク。


マズルは、優雅でゆったりとした曲。


オベレクは、リズムが速くて足を踏み鳴らす強拍が入る。


田舎の居酒屋で、旅人も交えて踊っていた曲だそうです。


クヤヴィアクは、1番ノスタルジック。


それぞれスタイルは違うけれど、ただのワルツと同じになってはいけない。


大きな流れは4小節単位で、その4小節目の2拍目に入る溜めが必要ということでした。


実際にその場で演奏していただくと、「なるほどーー!」とざわめく場内(^^)



私も自分がハンガリー舞曲5番などを演奏する時には、その国の音楽独特の空気が出るように色々と勉強しました。


そうすると音楽って一気に生き生きとしてくるんですよね♪


本当にずっと聞いていたいほど興味深くて、楽しい時間を過ごすことができました。




【プログラム】


フリデリク・ショパン「ワルツ イ短調 遺作」


フランチシェク・ミレツキ「ソナタ第3Op.12より第2楽章」


ズィグムント・ノスコフスキ「エレジー風ポロネーズ」


ヴィトルト・ルトスワフスキ「りんごの木にりんごがひとつなっている」


マレタ・スタホフスキ「セイレーン」


ヤニナ・ガルシチャ「富士山」


ヴォイチェフ・キラル「航海の海」


フレデリク・ショパン「マズルカOp.7-1


タデウシュ・シェリゴフスキ「ソナチネ第一楽章」


イグナツィ・ヤン・パデレフスキ「ノクターン Op.16-4


スタニスワフ・モニュシュコ「ポロネーズ ニ長調」




 

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