ホールリハ《スタインウェイと響きの関係》

こんにちは😊

所沢市小手指の「かのんピアノ教室」講師でピアニストの大竹久美です♪

先日原宿の「Hall60」というホールで、コンクール伴奏のリハーサルをしてきました。

落ち着く空間でした

原宿駅からすぐの立地とは思えない静けさと、程よい広さの空間✨

コンサートホールというよりは“音楽に集中できる場所”といった印象で、

アンサンブルにもぴったりの響きが感じられる会場でした。

スタインウェイB型ピアノについて

Hall60に常設されているピアノは、Steinway & Sons(スタインウェイ)のB型グランドピアノ。

ふたの裏にスタインウェイと書いてありますね

B型はスタインウェイの中でも中型にあたるモデルで、主に小〜中規模ホールやサロン、録音などに使われます。

この日弾いたピアノは、タッチへの反応がとても素直で、

弱音から強音までのレンジが広く、ニュアンスをしっかり出せる印象でした。

ピアニストにとって「扱いやすい」というのは、単に軽いとか弾きやすいということではなく

こちらの意図に対してピアノがどう反応してくれるか、という点がとても大切になります。

その点で今回のスタインウェイは非常に信頼できる楽器でした😊

演奏した曲:タファネル《アンダンテ・パストラールとスケルツェッティーノ》

この日のリハーサル曲は、19世紀フランスの作曲家・フルート奏者であるポール・タファネルの代表作のひとつ。

タイトルの通り「Andante Pastoral」は牧歌的で穏やかな雰囲気で

「Scherzettino」の方は軽快で技巧的な内容という、対照的な2つの性格を持っています。

フルートの細やかな動きとピアノの和声感がどちらも大切な作品で、

どちらか一方が主張しすぎるとバランスが崩れてしまいます。

今日のような響きのよいホールでは、お互いの音が自然に溶け合いやすくて

伴奏者としてもとてもやりやすさを感じました。

ホールと楽器の相性が生む演奏のしやすさ

同じ曲でも、弾く場所やピアノが違うだけで、演奏の印象は大きく変わります。

今回のHall60は、残響が程よく残りつつ響きが濁らない構造になっていて、

アンサンブルの中でも自分の音が確認しやすく、音楽的な判断がしやすいホールでした😊

そしてスタインウェイB型は、規模の割に豊かな響きを持っていて、

幻想的な曲調や繊細な表現を求められる作品にもよく応えてくれました。

Hall 60のスタインウェイ。とても弾きやすかったです。

演奏者にとって、環境が整っていることは大きな安心につながります。

「良い演奏をしたい」と思う時にピアノや空間の力はとても大きいんですよね。

ホールの響きやピアノとの相性は、実際に演奏してみて初めてわかることも多く、

選ぶ側の耳と経験が問われる部分でもあります。

また別の機会に、演奏者の視点から見た「ホール選びのコツ」もご紹介できたらと思っています😊

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