こんにちは😊
小手指の「かのんピアノ教室」
講師でピアニストの大竹久美です。
小山実稚恵ピアノリサイタル
先日、みなとみらいホールで行われた小山実稚恵さんのソロリサイタルに行ってきました。
なんとなんと、最前列で聴くことができました。
手の動きがはっきり見える席で憧れの小山さんの演奏が聴けて最高でした♪
セットリストはこちら
冒頭、ブラームスの間奏曲が始まって10秒くらいで涙腺が崩壊する私…
小山実稚恵さんの演奏は、超絶的なテクニックはもちろんだけど聴いていると肺が熱くなってくるような音色が素晴らしくって。
さらに空間の中に浮かび上がってくるメロディの表現の仕方が本っっ当に素敵なんです😍
学生時代に聴いて以来、ずっと憧れの存在です。
アンコールはショパンのノクターン1番と英雄ポロネーズという、普通にセットリストに入っていてもおかしくない曲。
あんなに速いパッセージをものすごく美しい音で弾きこなす姿にうっとりしました💕
小山実稚恵さんの人間味のある表情なんかも見られて、余計に好きになった日になりました😊
ピアノを練習していて良かった
帰ってからも興奮が冷めず、さっそくブラームスの間奏曲op.117を注文!
今はネットで買えるので便利ですね。
ブラームスといえばヘンレ版。
弾いてみてもやっぱり素敵な曲…!
こうして好きだ!と思った曲をすぐに弾ける時「ピアノを練習してきて良かったなぁ」と思います😊
小山実稚恵さんの録音が世に無いのが残念ですが、とても良い曲なのでぜひ検索して聴いてみてほしいです。
ブラームス 間奏曲op.117-1 です。
ヘンレ版とは?
さらっと書きましたが、ブラームスの楽譜を買う時にはヘンレ版を買うことが多いです。
出版社によって「〇〇版」というのが変わってくるのですが
ヘンレ版は原典版を取り扱っている出版社です。
「原典版」というのは、作曲家の書いたものをなるべくそのまま再現した楽譜になります。
昔は手書きの楽譜を出版社が清書してそのまま印刷していたので、「この音って本当はこうじゃない?」みたいに
後の世で編集者が訂正していたりするんです。
あとは勝手に音の大きさの変化を書き加えてみたり、指番号を書いてみたり。
でもそれって「編集者さんの意見」なんですよね。
なのでクラシック界では、まずは原典版の楽譜を読むのが良しとされています。
原典版の定番
ピアノの楽譜で有名な原典版は以下の3つ。
・ヘンレ版
・ウィーン原典版
・パデレフスキ版
特にショパンは最近までずっとパデレフスキ版が定番でした。
最近は世界でも有名なショパン国際ピアノコンクールが推奨しているので「エキエル版」というのを使う方も多いです。
こちらは原典版ではなく、校訂版ですね。
同じ作曲家の同じ曲でも、出版社によって色んなことが書かれています。
1つの楽譜だけを過信するのではなく
お金が許すなら複数の出版社の楽譜を購入して読み解いてみる、もしくは楽器店でじっくり選んでみるのがオススメです😊
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