こんにちは🌝
小手指の「かのんピアノ教室」
講師のくみ先生です♪
先日、ジブリの新作「君たちはどう生きるか」を観に行ってきました。
この映画はまったく宣伝がなく、事前の宣伝素材はポスター１枚だけ。
逆にそれが話題にもなっていましたが、そんなことをできるのはジブリほどの強いファンがいてこそですね。
すごい勇気だと思いました。
でも宣伝動画や出演者インタビューのような「前情報」が全くない状態で観る映画というのは
とても斬新で、そして心から映画の世界に入り込むことができる
最高の演出だった気がします。
昔はみんなこうだったんだろうけど、今は素材の音楽とかもテレビや街の宣伝でたくさん流れます。
そうすると、映画に合わせた音楽のはずなのに「聴いたことある」と違う情報が頭の中をチラついてしまう。。
この映画ではそんなことが一切無くて
素晴らしい手法だなぁ！と感激しました✨
…とはいえ、なかなか真似できるものじゃないですけどね😅
！！＊ネタバレ注意＊！！
ここからは映画の内容について書くので、これから見ようと思っているかたは読まないでくださいね。
映画のタイトルが哲学的だったので、実はわりと構えた状態で観に行きましたが
蓋を開けてみれば何のことはない、ジブリらしい冒険あふれるファンタジーでした♪
妖精のようなものが出てきたり、魔法のような不思議な世界だったり。
洋風な館やツタ、草原、海など。。
これまでのジブリ作品をギュギュッと詰め込んだような印象を受けました。
何か大きなメッセージが見てとれるというよりは…
小さなメッセージがたくさんたくさん置かれているような
見る時の心の状態によって受けるメッセージが変わっていくような
そんな映画だなと思いました😌
きれいごとだけの世界は、美しいけれどバランスが不安定で、狭い世界で…
本音がうずまくリアルの世界は嫌なこともたくさんあるけれど
だからこそ輝いて見える芯にある愛情とか、色とりどりの広大な世界が広がっていく。
希望や綺麗なことだけじゃなく、主人公の少し暗い気持ちなどを丁寧に描写して
それを主人公が自覚している（ケガについて嘘をついた）ところが
８０歳を超えた宮崎駿さんに見えている世界なのかなぁと感じました。
音楽は久石譲さんが担当。
全く違和感を感じずしっかり世界に入り込める音楽でしたね。
印象的なメロディがあったのですが、それが中盤と終盤に２回流れていました。
とても美しい曲だったから、音源が公開されたら弾いてみたいです。
そして主題歌の「地球儀」
米津玄師さんの曲だそうですが
歌詞も音楽も、本当に良かったです。
映画を観たあとの感覚にぴったり寄り添うというか
世界観をしっかり盛り込んである中でも米津さんらしいメロディ運びで
心にグッとくるものがありました✨
こちらもリリースされたらリピートしまくっちゃいそう😁
映画館の素晴らしい音響で聴くことができて良かったです♪
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